2008年11月16日

たっちゃん


知ってるかい?そこは缶をいれるためのポケットじゃあないんだよ。





さて


課題のため行ってきた。名古屋市美術館。

と言っても課題でなくてもこれは行くでしょ、そりゃ。

あ、次はモネですね。行くでしょ、そりゃ。

次回の愛知県美はワイエス。行くでしょ、そりゃ。




先生。招待券ありがとうございます。


クレー作品が見事。リズムカルな森のラクダ。生で観るのは初めてです。

彼はやはり音楽がキーワードですね。
というかそうゆう先入観があったからそう見えてしまうのだろうけども。
色彩感覚がほんと良くて、スプレーで仕上げている作品も良い。
彼の人柄も影響しているのは間違いないのですけど、優しくて、温かい。
音符と木と、遠くには山も見える。
そこにはラクダがとても楽しそうに歩いている。見ているこっちも楽しくなりますね。

チュニジアへの旅行後、作品の中で色が使われているのがわかりました。
彼と言えば色彩だったんですが、旅行前の作品もあったのでそれがよくわかりました。


一方、助けを呼ぶ声、踊りの場面などの作品は、当時の時代が伝わります。
ナチスから逃げる、痛烈な叫びが聞こえてきたよ、ほんと。
前衛的な画家を「退廃芸術家」と呼んで追放したナチスへの批判。ユダヤ人虐殺。
モノクロの作品が、展示室で目立っていました。


でも、いい人なんだ、この人。って本気で思う。薄っぺらな感想ですね。



そしてピカソ。
結構彼の作品を見てきているけども、フェルナンドの肖像を生で観たのは感動した。
彼の完璧なデッサン力なのか、半端なくうまい描写。
キュビズム作品というと、当たり前ですけどどうしても表現に写実的な細かさがなくなるのですが、彼の作品は、それすら圧倒する力がある気がします。
とにかく、上手い。
分析的キュビズム作品の中でこれ一番好きかな。
フェルナンドについてですが、愛する人をこのような色彩で、キュビズム的な描写で描くピカソをどう思っているのでしょう。
確か、ピカソの友人の画家が、愛する人に全てを捧げて画業を捨て、数年後別れを告げられその影響で自暴自棄になり死んだ、と記憶しています。
ピカソは4人くらいの女性と結婚していましたが、この友人の事件は気にかかっていたに違いない。画業は捨てないで、やはり一線を引いていた気がします。
そしてピカソは何万の作品を創作しているので、実は女性に関わること自体少なかったのではないか、というか興味がなかったのか?と考えてしまいますが女好きそうだよね、この人。

ピカソは本当に天才です、結婚した女性も分かっていたのでしょうね。
フェルナンドの肖像という「絵画」は美しいですが、描かれているフェルナンドは美しくはないです、でもこの絵画から後の発展に貢献しているフェルナンドさんはやはりピカソの人生にとって重要だったんでしょう。

高階先生が言っています、画家本人のことを知る事は大事だと。

そしてその時代もね。

それを知る事でどうしてその絵画を描いたのか、
どのような気持ちで描いたのか、

色々分かってくるのですね。描写が良いとか、表現方法が上手いとか、

それを突き詰めてしまえば「自然」にかなうものなんてないのですから。

人間による芸術、というか芸術は人間によるものだ。




にしてもK20凄いよね。本当。名作ばっかり。ハコも素敵だし。

行きたいなー。ドイツ遠いなー。






常設。

やはりモディリアーニのおさげ髪はいいよね。あれ欲しい!



そして、特別常設展?の河口龍夫。

彼好きだな。
というか現代美術の中でも分かりやすいというか、まあ、カタいアートなんですが、僕自身が考える抽象美術理論をうまく表現してくれていると。偉そうに言います。
メルロ・ポンティのあの本だよ。あれは読めないですよねえ。
しかし考え自体は普通というかそれ何十年前よ、的な。
そう感じるのはきっと僕が成長したからなんだな。と思いたい。



あと企画展で言いたいことがある。

キャプションが、いただけない。

曲がってるよー、真っすぐ取り付けてー






ラシック。

アローズで靴を買う。
愛用のコンバースさんが悲鳴を上げていたのですね。
相変わらず黒いものばかり買ってしまう癖を治したい。あのネズミ色のやつにすりゃよかったー。


ロクシタン。やっぱり恥ずかしいよねー

ロクシタンのハンドクリームを気に入ってくれたらしく、今度はローズを買ってきて、と。
相方さん、ローズの匂い好きなんです。
このハンドクリームすごく良い匂いです。欲しいけど女の子すぎてオトコな僕には絶対ムリ!



そして


もう1つの課題。名古屋市博物館。






行ってないぜ。ふふ。

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